[ Maintenance ] ScienceDirect / Scopus (Jan.11)

 On 2009-01-07 (4091 reads)
Elsevier社の電子ジャーナル・プラットフォームScienceDirect、および論文データベースScopusは、メンテナンスのため下記の日程でサービスを一時休止します。ご不便をおかけいたしますが、ご了承ください。 【休止日時】 ■2009年1月11日(日)04:30 - 12:30(日本時間) 【休止するサービス】 ■ScienceDirect ■Scopus ○京都大学で利用できる電子ジャーナル https://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/gakunaiej.html ○京都大学で利用できるデータベース https://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/gakunaidb.html [附属図書館電子情報掛]
 

「解決しました」⇒【トラブル】ACSの電子ジャーナル論文PDFにアクセスできなくなっています(1/5)

 On 2009-01-05 (4422 reads)
1月5日10:00現在、American Chemical Society (ACS) の電子ジャーナルの論文本文(PDF/HTML)にアクセスできなくなっています。 ⇒解決しました。ご利用いただけます。(2009.01.06 09:00) *今回、ACS側の設定の問題で多くの大学にトラブルが起きていました。 PDFやFull Text HTMLを表示しようとすると、"Your current credentials do not allow retrieval of the full text article"というエラーメッセージが表示されます。 現在対応中ですので、ご不便をおかけしますが、復旧までしばらくお待ちください。 [図書館機構]
 

Full text articles available throught ERIC

 On 2008-12-25 (7819 reads)
教育学分野の論文データベース"ERIC"に、1992年以前の論文本文(フルテキスト)約6万件が追加されました。 ERICは現在、1966-1992年の文献34万件のデジタル化を進めていますが、これまでに17万件がデジタル化され提供されています。 ■ERIC (Educational Resources Information Center) - http://www.eric.ed.gov/ ○Digitization Project Releases Full-Text Documents http://www.eric.ed.gov/ERICWebPortal/resources/html/news/eric_news_63.html http://www.eric.ed.gov/ERICWebPortal/Home.portal?_nfpb=true&_pageLabel=Digitization ●ERICでフルテキストをみるには? (1)ERICに論文本文が収録されている場合 ・ERICの検索結果の「ERIC Full Text」をクリック        ↓    (2)ERICに論文本文が収録されていない場合 ERICからは論文リンクツール「京大ArticleLinker」もご利用いただけます。ERICで見つけた雑誌論文について電子ジャーナルで提供されている論文本文(フルテキスト/PDF)に辿り着くことができます。 1. ERICの検索結果から「Find in a Library」をクリック    2. 次のメッセージを表示するERIC小窓の「Continue」をクリック "You are now leaving the ERIC Web site to access an external Web site."    3. 京大ArticleLinkerの「Articleボタン/Journal」をクリック    4. 電子ジャーナルの論文本文(フルテキスト/PDF)へ    *ERICは京大内外関係なくフリーで使えますが、京大ArticleLinkerの機能が使えるのは京大キャンパス内(KUINS内)からのみになります。 京大ArticleLinkerはERIC以外にも、たくさんのデータベース・サービスから使えます。京大ArticleLinkerが使えるデータベースについて、また、京大ArticleLinkerの詳しい使い方についてはこちらをご覧ください。 □レファレンスガイド:京大ArticleLinkerの使い方 https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/refguide/index.php?content_id=4 □京都大学図書館電子リソースヘルプ:論文リンクツール「京大Article Linker」を使う https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/erdb/13509 [附属図書館電子情報掛]
 

[Maintanance]Library Network Website(12/26)

 On 2008-12-25 (3080 reads)
下記の期間、システムメンテナンスのため、京都大学図書館機構ホームページを一時休止いたします。ご不便をおかけしますがご了承ください。 休止期間:平成20年12月26日(金)正午12時〜13時頃(予定) 停止理由:システム設定変更 ※作業が終了次第、サービスを再開します。 なお休止期間中も、以下のサービスは提供しています。附属図書館のニュースにリンクページを準備しましたので、期間中はこちらから、ご利用ください。 http://www3.kulib.kyoto-u.ac.jp/news/20081226.html ・資料検索   京大蔵書検索KULINE   携帯電話版 ケータイKULINE   電子ジャーナル   データベース   電子ブック   NacsisWebcat / WebcatPlus ・京都大学電子図書館 ・京都大学学術情報リポジトリ ・京都大学附属図書館 [図書館機構]
 

The Reason, I registered my doctoral thesis to KURENAI

 On 2008-12-22 (10666 reads)
京都大学の研究成果を収録・発信する京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)に、10月初め、下記博士論文の登録依頼がありました。 ■Kishimoto, Toru. Hop-Derived Odorants Contributing to the Aroma Characteristics of Beer. 23-Jul-2008. (岸本, 徹. ビールに特徴的な香りを付与するホップ由来香気成分. 23-Jul-2008.) http://hdl.handle.net/2433/66109 著者の岸本徹様は、企業の研究所にお勤めの傍ら、論文博士として学位・博士(農学)を取得されました。 学外の学位取得者からの登録依頼は珍しく、論文内容も興味深いところでしたので、岸本様にインタビューを申し込んだところ、快くご快諾いただきました。企業研究者の方が大学(図書館)のリポジトリ事業をどのようにみていらっしゃるか興味深い内容ですので、ぜひご覧ください。 Q1. 京都大学学術情報リポジトリで学位論文を収集していることをどこでお知りになりましたか?
 (1)自分が新しく書いている論文に、学位論文を引用いたしたいこと(2)国内外から「どんな内容で学位をとったのか?という問い合わせが多かったこと、があり、何とかして「自分の学位論文をあらゆる人が見やすい場所に置きたい。いろいろな人に参考にして頂きたい。」という願望が強くなりました。 そして Googleの検索で、キーワードに「学位論文出版」を入れて検索すると、筑波大学などの多くの図書館などでは、修了生の博士論文をPDFで登録される事業をされていることがわかりました。そこで 「京都大学、学位論文、登録」とキーワードを入れて検索しましたところ、ようやく、京都大学学術情報リポジトリ事業にたどり着きました。
Q2. 博士論文をリポジトリで公開することについて抵抗はありませんでしたか?
 ありません。学位論文は国会図書館に寄贈され、一般公開されます。また特許申請などでも公知の事実の参考文献として、博士論文を採用することができます。ただ、問題ないのかもしれませんが、本リポジトリに公開されたデータなどの著作権について、やや気になります。ここに公開されたことで「出版物である」とみなされるのか否か、についてもやや気になるところであります。
*(図書館補足)京都大学学術情報リポジトリでは、著作権に関してましては譲渡していただく形ではなく、電子的公開のための複製権、公衆送信権のみを図書館に許諾いただく形になっておりますので、著作権は著者の方に残ります。 *(図書館補足)公開されたことで「出版物である」とみなさるか否かどうかについては、「出版物」という定義も含めて、図書館側では判断が難しいところであります。ただ、近年、海外の出版社を中心に紙媒体だけでなくオンラインのみで発行している電子ジャーナル等も増加していますので、リポジトリの社会的認知度が向上すれば「出版物」とみなされる可能性もあるかとおもいます。 Q3. リポジトリで公開することによりどのようなメリットや意義があるとお考えですか?
 非常に大きな意義があります。いままでも多くの著者が文献を書く際に、学位論文を引用文献とするケースはよくありました。しかし、それは一部の人が国会図書館かもしくは大学の図書館に行くことでしか閲覧することができず、学位論文が"引用文献"として機能していませんでした。引用文献欄に、学位論文タイトルとWebアドレスを記載することで、誰もがPDFファイルを閲覧でき、引用文献の機能を十分に果たします。また、先ほども申しましたように、国内外から「どんな内容で学位をとったのか?という問い合わせが多く、その人たちに見ていただくためにWebアドレスを連絡するだけで、多くの人に見ていただけます。以前ならば、海外に太い冊子を一人一人に対して送付しなければならなかったのですが、今はメールで「https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/66109」 というアドレスを連絡するだけで、すべてが済みます。  1点不満があるとすれば、通常の文献などと同じく、Medlineなどの検索でも容易に引っ掛かってくるようになれば良いかとおもいます。そうすれば、登録したPDFが文献としての機能をより一層果たしやすくなると思います。また海外の人が参照しやすいように、「タイトル、その他のタイトル、著者、著者名の別形、発行日、出版者、学位授与大学、学位の種類、取得分野、報告番号、学位記番号、学位授与年月日、請求記号、整理番号、」 と言った項目に Title, Author, date of issue などの英語説明があれば良いかと思います。
*(図書館補足)Google、Scirusなどの一部の検索エンジンや文献データベースからリポジトリ内の文献を検索することは実現できておりますが、PubmedやWeb of Scienceなどみなさまがよくご使用になられているデータベースからの検索については今後の課題になっております。学位論文に関してましては、電子学位論文(ETDs)の国際的ネットワークNDLTD: Networked Digital Library of Theses and Dissertations (http://www.ndltd.org/) へのデータ提供を日本のリポジトリ事業をおこなっている図書館を中心に計画しており、このNDLTD自体がScirusなどから検索可能にされることで、通常の文献などと同じく広く利用されるような取り組みもすすめられています。 *(図書館補足)ご指摘の通りで、言語切り替え機能は実装できておりませんが、任意で切り替えできるようにするかどうか機能の拡張を、現在検討中です。 Q4. リポジトリで公開したことによって、反響がありましたか?
 このリポジトリシステム自体への意見は特に頂いてませんが、私の学位論文が公開されているアドレス(https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/66109) をいろいろなところで引用すれば、普通にそれを参考にしてくれています。そのように、普通に受け入れられ、参考にしてくれています。そのこと自体が便利なものであることの証かと思います。
Q5. このようなリポジトリ事業を京都大学図書館がおこなっていることをどう思われますか?
 心から賛成いたします。不満があるとすれば、「これほど活用しやすいシステムであれば、もっと多くの学位申請者に、知らせるべきだ。」という点です。 私は絶対に、もっと確実な方法で、学位申請者に周知徹底するべきだと思います。  また特許申請では、「本内容がいつ公知の事実になったか?」ということが、大きな争点となります。本システムでは、日付も記載されているため、非常に有用です。  学位論文を閲覧したいと思っている人は、想像以上に多いです。
*(図書館補足)ご指摘通り、学位申請者に周知徹底するためには学科単位での仕組みづくりが必要不可欠であると考えており、現在、仕組みづくりにむけて各研究科と交渉中です。 岸本様、突然のお願いにも関わらず、丁寧にお答えいただきまして、誠にありがとうございました。 岸本様には、「このシステムに登録された私のファイルを使わないと、他社、取引先、共同研究先等ともコミュニケーションがとれないほど、大切な位置づけになっております。」「是非、本システムがもっともっと多くの情報を含むシステムになって、多くの人が活用できるようになりますことを、願っています。」というお言葉も頂戴しました。 学位論文を閲覧したいと思っている人が多いことは、すでに公開している学位論文へのアクセスが多いことで実感していましたが、著者の方にも公開へのニーズが高いことを改めて再認識いたしました。京都大学図書館機構では、これからも、本リポジトリ事業で、学位論文を利用してもらいたい、引用してもらいたいという論文執筆者の方を支援して参ります。また、学位申請者に本リポジトリ事業の存在を知ってもらえるよう、周知も徹底していきたいと思います。 [附属図書館電子情報掛]