【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 駿河伊達文書(中世分)56点を公開しました

 投稿日時:2022-06-30 (2301 ヒット)

京都大学とプリンストン大学の共同事業により、総合博物館が所蔵する駿河伊達氏伝来の古文書(中世分)56点を公開しました。
 

▼駿河伊達文書(中世)
 

伊達政宗で知られる奥州伊達氏と祖を同じくする一族は、中世は駿河の国人として、そして近世は美作津山藩の藩士として存在しました。この駿河伊達氏伝来の古文書は、総数121点で、時期としては南北朝期から明治初年にわたるものです。
ここで取り上げる中世文書56点は、全体として将軍や守護など上級権力の発給文書が多く、伊達景宗の軍忠状なども含まれます。とくに、南北朝・室町期の今川氏の文書は、他に現存の例が少ない貴重なものです。

足利尊氏袖判下文

足利尊氏袖判下文

 

京都大学とプリンストン大学は、2020年3月、京都大学総合博物館が所蔵する古文書を世界に発信し、全世界において日本の歴史及び文化の知識及び意識を深められることを目的として、京都大学総合博物館が所蔵する古文書のデジタルイメージの公開及び当該古文書の研究を共同で行う事業を開始しています。
京都大学においては総合博物館、文学研究科、図書館機構の3部局が、プリンストン大学においては東アジア研究部(East Asian Studies)が相互に協力し、事業を継続的に展開する予定です。

 

2022年6月30日現在、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、23,729タイトル、1,928,514画像となりました。

 

 

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 附属図書館所蔵「大惣本」から417タイトルを電子化・公開しました

 投稿日時:2022-06-30 (2616 ヒット)

附属図書館が所蔵する「大惣本」から417タイトルを電子化・公開しました。

大惣本とは、江戸中期から明治中期まで名古屋で営業した貸本屋、大野屋惣八店(略称「大惣」)の旧蔵書です。当時の貸本屋は流行中の書物だけを揃えておき、流行が過ぎれば処分して次の書物を購入するのが一般的でした。しかし大惣は「仕入れた本は転売しない」という不文律を引き継いで蔵書を増やしたため、江戸後期には全国一の規模の貸本屋となりました。明治維新以後、書物の大量生産が可能になってからは多くの貸本屋が衰退し、大惣も明治31年頃に廃業が決まりました。16,734部にのぼる膨大な蔵書が売却されることになり、帝国図書館(現在の国会図書館)、東京帝国大学、京都帝国大学、高等師範学校(現在の筑波大学)等が買い上げました。本学が所蔵する大惣本は、3,667部、13,081冊にのぼります。
 

大惣本

 

今回電子化した資料の大半は、浄瑠璃の詞章を丸ごと刊行した丸本(まるほん)です。近松門左衛門作『国姓爺合戦』、竹田出雲作『假名手本忠臣蔵』(RB00033452, RB00033453, RB00033454)、山東京傳校『捷徑太平記(ちかみち たいへいき)』など、人気作家の作品が並びます。
曲亭馬琴作『化競丑満鐘(ばけくらべ うしみつのかね)』は、彩色絵入の扉、板元の口上、広告が残っている珍しい資料です。

化競丑満鐘

『化競丑満鐘』左:扉と広告 右:表紙
 

化競丑満鐘

『化競丑満鐘』左:挿絵 右:板元の口上


※今回公開した資料のうち408タイトルの電子化は、国文学研究資料館が実施する「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」(略称:歴史的典籍NW事業)に拠点大学として参加して実施しました。

 

 

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 『御産七夜次第覚』『異國物語』『繪本異國一覽』を公開しました

 投稿日時:2022-06-30 (2423 ヒット)

附属図書館が所蔵する『御産七夜次第覚』『異國物語』『繪本異國一覽』を公開しました。

中院文庫の『御産七夜次第覚(ごさん しちや しだい おぼえ)』は、中院通村(なかのいんみちむら 1588-1653)による自筆資料で、朝廷における出産儀礼の覚書です。
中院文庫は故中院通規伯爵の旧蔵書です。中院家一門は国文学史上に顕著な業蹟を残しており、特に同家14代通勝(みちかつ 1558-1610)、15代通村は国文学に造詣深く、和歌の巧手として名声をうたわれ、近世国文学に大きく寄与しました。中院家歴世の朝儀典礼に関する書留、覚書等の記録が豊富であることは、この文庫の特色の一つです。

御産七夜次第覚

御産七夜次第覚

 

異國物語』『繪本異國一覽』は江戸時代に刊行された民族図譜(万国人物図)の一種で、世界各国の人々の特徴を描いています。これらの資料には、実在の国に加え、伝説上の国も登場します。

異國物語

異國物語』より、左から「女暮楽国(ちよほらこく)」「阿里車廬(ありしやろ)」「土麻国(とまこく)」「黒契丹国(こくけいたんこく)」


繪本異國一覽

繪本異國一覽』より「廣南國(かんなんこく)」


万国人物図については、『西夏文華嚴經』および「万国人物図」12タイトルを公開しました(2022-02-04)でも紹介しています。

 

 

【電子ブック】Maruzen eBook Library 利用方法変更(6/29-)とメンテナンス(6/28 19:00-21:00)について

 投稿日時:2022-06-24 (4113 ヒット)

2022年6月29日から Maruzen eBook Library の利用方法が変更になります。また、新機能が追加されます。

■利用方法変更点:
 Maruzen eBook Library のコンテンツをダウンロードする際にメールアドレス認証が必要になります。
 ※末尾が [.kyoto-u.ac.jp] のメールアドレスで認証を行ってください※

■新機能:
 ・同時接続可能数・検索がヒットした部分の表示
 ・「おすすめ本一覧」表示機能の追加
 ・「簡易検索」、「詳細検索」、「コード検索」の実装

詳しくは、下記のリンク先をご参照ください。
https://elib.maruzen.co.jp/app/eguide/announcement_220624.pdf

上記の変更に伴い、メンテナンスが実施され、下記の時間利用できません。 どうぞご了承ください。 

【サービス停止日時】2022年6月28日 (火) 19:00-21:00 (日本時間)
【停止するサービス】Maruzen eBook Library

なお、利用規約に違反する利用があった場合、本学全体の利用が制限される可能性がありますので、
下記の利用マニュアル・注意事項をご確認の上、適切な利用をお願いいたします。

https://elib.maruzen.co.jp/app/eguide/mel_manual.pdf

【図書館機構】

 

【図書館機構】研究データにDataCite DOIを付与できます

 投稿日時:2022-06-17 (6025 ヒット)

京都大学学術情報リポジトリKURENAIに登録する研究データに対して、DataCiteが登録管理するDOI(DataCite DOI)を付与できるようになりました。これまでKURENAIで研究データに対して登録できるDOIはJapan Link Center(JaLC)が登録管理するDOI(JaLC DOI)のみでしたが、今後はDataCite DOIとJaLC DOIから選択できます。

DataCite DOIは研究データに特化した国際的なDOI登録機関であるDataCiteによるDOIです。DataCite DOIを付与することで国際的な流通性・可視性の向上を期待できます。これを機会に研究データの登録先としてKURENAIをぜひご検討ください。


DOI(Digital Object Identifier):学術コンテンツの電子データに付与される国際的な識別子です。“http://dx.doi.org/” をDOI文字列の前に置くことで、電子データが存在するURLに変換されます。これにより、恒久的なアクセスを保証する(リンク切れを防ぐ)ことができます。


注意:DataCite DOIの登録費用は2022年度は発生しません。2023年度以降の費用負担は未定です。決まり次第お知らせします。なお、2022年度中に登録みのDataCite DOIについて、2023年度以降追加で費用が発生することはありません。


参考:
研究データ公開支援(図書館機構)
KURENAI(図書館機構)
DataCite(外部リンクです)
Japan Link Center (JaLC) (外部リンクです)

問い合わせ先:附属図書館 研究支援掛
rs660 [at] mail2.adm.kyoto-u.ac.jp ( [at] は@に書き換えてください)

 

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 絵入狂言本3タイトルを公開しました

 投稿日時:2022-06-01 (2086 ヒット)

文学研究科が所蔵する絵入狂言本『狐川今殺生石(きつねがわ いませっしょうせき)』『丹波与作(たんば よさく)』『兩州連理の松(りょうしゅう れんりのまつ)』を公開しました。

絵入狂言本は、江戸時代に刊行された、歌舞伎狂言の筋書をまとめた挿絵入りの本です。
上記3タイトルは、中野文彦氏の旧蔵資料でしたが、現在は文学研究科図書館に所蔵されています。
いずれも零本で本文冒頭が残存するのみですが、主要場面を描いた挿絵や細かい文字で埋め尽くされた版面から、内容を窺い知ることができます。

狐川今殺生石
狐川今殺生石

丹波与作
丹波与作

兩州連理の松
兩州連理の松

 

コレクションレコードIDタイトル請求記号
文学研究科所蔵RB00033834狐川今殺生石 零本国文貴:Kk/58/貴重
文学研究科所蔵RB00033835丹波与作 零本国文貴:Kk/58/貴重
文学研究科所蔵RB00033836兩州連理の松 零本国文貴:Kk/58/貴重

 

2022年6月1日現在、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、23,253タイトル、1,872,564画像となりました。

 

 

【図書館機構】KURENAIで雑誌『哲學研究』がご利用可能です(1916-2022, 106年分)

 投稿日時:2022-05-24 (6100 ヒット)

京都大学学術情報リポジトリKURENAIで、京都哲學會の会誌『哲學研究』をご利用いただくことが可能です。

『哲學研究』
http://hdl.handle.net/2433/269265

『哲學研究』は、1916年(大正5年)4月に創刊された、わが国でも極めて古い歴史を持つ哲学研究の専門誌です。
西田幾多郎・朝永三十郎ら京都帝國大學文科大學哲學科草創期のスタッフが、創刊に携わりました。
現在、KURENAIでは、創刊号の第1卷第1册から2022年2月に刊行された第607號まで106年分をご利用可能です。
また、最新号も随時追加されます(全文は刊行日から1年後に閲覧可能となります)。
ぜひご利用ください。

【附属図書館学術支援掛】

 

国立国会図書館「個人向けデジタル化資料送信サービス」の開始

 投稿日時:2022-05-19 (4349 ヒット)

国立国会図書館デジタルコレクションで提供している資料のうち、絶版等の理由で入手が困難であることが確認された資料について、国立国会図書館の登録利用者個人が自身の端末を用いてインターネット経由で閲覧できるようになりました。

これにより、国立国会図書館の登録利用をされている方であれば、従来「図書館送信」対象資料として京都大学附属図書館などの参加図書館の専用端末で閲覧する必要のあった資料が、ご自身の端末で閲覧可能です。
詳細は下記のニュースおよび解説ページをご参照ください。

国立国会図書館の利用者登録については、下記のページをご参照の上ご自身でお申し込みください。

 

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 文学研究科所蔵重要文化財『大日本史編纂記録』第15冊から第20冊までを公開しました

 投稿日時:2022-05-17 (3122 ヒット)

京都大学文学研究科と総合博物館は、文学研究科が所蔵する重要文化財『大日本史編纂記録』の修復・電子化事業を2017年度から実施しており、このほど修復・電子化が完了した第15冊から第20冊までの322画像を、京都大学貴重資料デジタルアーカイブに公開しました。

大日本史編纂記録

▼重要文化財 - 大日本史編纂記録(文学研究科所蔵)
 

『大日本史編纂記録』は、徳川光圀(1628-1701)による『大日本史』編纂にかかわって、水戸・江戸の彰考館や京都の出張所などの間で交わされた往復書簡の控え等を中心とするもので、書簡総数は6,000点以上にのぼります。のべ42,810件の人名・組織名、のべ15,159件の古記録・古典籍名が言及され、内容も歴史学・文学、儒学・国学思想など広領域に及び、元禄期の出版文化の実態なども示す第一級の史料です。

修復前は、袋綴四つ目綴装の冊子248冊約1万丁で、江戸時代の綴装や修復の杜撰さが否めない状態でした。そこで、長期の保存を確保し、綴じ込まれて見ることができないのど部分(本を見開きにした時の真ん中の綴じ部付近のこと)の記述を明らかにするために、修復・電子化事業を開始しました。これまでに公益財団法人住友財団による文化財維持・修復事業、2021年度国庫補助金 国宝重要文化財等保存・活用事業(美術工芸品)の助成を受けたほか、文学研究科では文学研究科所蔵貴重資料修復基金を設置し、総合博物館でも学内の経費(平成30年度全学経費)を獲得しています。

今後も引き続き事業を推進し、成果を随時京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開していきます。2022年5月17日現在 、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、23,250タイトル、1,872,545画像となりました。

 

 

【図書館機構】粗悪学術誌に関する注意喚起(2022改訂)

 投稿日時:2022-05-16 (6384 ヒット)

図書館機構では、ハゲタカジャーナル(Predatory Journals)と呼ばれる
粗悪学術誌の問題について、学内の研究者向けに注意喚起と啓発活動を行っています。

このたび、研究者が投稿、査読、編集などを通して粗悪学術誌とかかわりを持ち、
研究者としての信頼が損なわれることを防ぐため、新たなリーフレットを作成しました。

このリーフレットでは、巧妙化する粗悪学術誌の手口など、最新の情報を盛り込んでいます。
ぜひご確認ください。

粗悪学術誌啓発リーフレット「粗悪学術誌に関わらないために」(京都大学図書館機構作成 2022.03)
 

また、「粗悪学術誌についての注意喚起」ページも、ご一読ください。
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/content0/1387404

2022.05.16 附属図書館利用支援課