Kyoto Univ. Res. in Higher Education,no.14 available on KURENAI
On 2009-03-09
(5021 reads)
京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)で、京都大学高等教育研究開発推進センターが発行する学術雑誌『京都大学高等教育研究』第14号(2008-12)を公開しました。
■京都大学高等教育研究 = Kyoto University researches in higher education (ISSN: 1341-4836)
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bulletin/cphes
○14号(2008-12)の目次
Understanding Students' Perceptions of Difficulty with Academic Writing for Teacher Development: A Case Study of the University of Tokyo Writing Program
Lee, Shzh-chen Nancy ; Tajino, Akira
小規模私立大学でのグループ学習による情報教育の実践
寺川, 佳代子 ; 喜多, 一
アメリカの若手教育者・研究者養成制度に関する研究 : 日米比較の視点から
吉良, 直 ; 北野, 秋男
構成的グループ・エンカウンターを取り入れた参加型授業に対する学生の意識と評価
曽山, 和彦
キャリア教育における教育効果の検討 : キャリアに対する態度と自己の変化に注目して
中間, 玲子
大学生によるカリキュラムデザイン : 教養教育科目の選択と有機的関連づけの支援
杉原, 真晃
徳島大学におけるFD実施組織としての役割と機能 : 大学開放実践センターFD活動の事例分析より
香川, 順子 ; 川野, 卓二 ; 宮田, 政徳 ; 神藤, 貴昭 ; 曽田, 紘二 ; 奈良, 理恵
医療系教育におけるFDの展開 : 医師臨床研修必修化とFD
平出, 敦 ; 森本, 剛
大学教育研究フォーラムにおけるFD研究報告の動向 : FD義務化前の 6 年間の報告を中心として
井下, 理
朝永正三先生と佐瀬武雄さんの卒業證書
牧野, 俊郎
英語学術論文執筆のための教材開発に向けて : 論文コーパスの構築と応用
田地野, 彰 ; 寺内, 一 ; 金丸, 敏幸 ; マスワナ, 紗矢子 ; 山田, 浩
京都大学における「英語」 : 全学共通科目としての内実
桂山, 康司
ローティの大学教育論についての考察 : 偉大なる文芸作品を読むことの意味
中村, 夕衣
大学生の精神的不適応に対する予防的アプローチ : 授業の場を活用した抑うつの一次予防プログラムの改訂と効果の検討
及川, 恵 ; 坂本, 真士
相互研修型FDの組織化をめぐって(開会の辞)
大塚, 雄作
相互研修型FDの組織化をめぐって(挨拶)
尾池, 和夫
相互研修型FDの組織化をめぐって(基調報告「相互研修型FDの組織化」の可能性 : 本取組の総括(特色GP成果報告))
田中, 毎実
相互研修型FDの組織化をめぐって(シンポジウム「相互研修型FDの組織化をめぐって」(特色GP評価シンポジウム))
大塚, 雄作 ; 松下, 佳代
相互研修型FDの組織化をめぐって(シンポジウム「相互研修型FDの組織化をめぐって」(特色GP評価シンポジウム)評価コメント1)
天野, 郁夫
相互研修型FDの組織化をめぐって(シンポジウム「相互研修型FDの組織化をめぐって」(特色GP評価シンポジウム)評価コメント2)
関内, 隆
相互研修型FDの組織化をめぐって(シンポジウム「相互研修型FDの組織化をめぐって」(特色GP評価シンポジウム)評価コメント3)
山内, 正平
相互研修型FDの組織化をめぐって(シンポジウム「相互研修型FDの組織化をめぐって」(特色GP評価シンポジウム)評価コメント4)
絹川, 正吉
相互研修型FDの組織化をめぐって(シンポジウム「相互研修型FDの組織化をめぐって」(特色GP評価シンポジウム)全体討論)
[附属図書館電子情報掛]
Jahrbuch fur Philosphie des Tetsugaku-Ronso, no.34 available on KUERNAI
On 2009-03-06
(4793 reads)
京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)で、京都大学文学研究科哲学研究室が発行する学術雑誌『哲学論叢』第34号(2007)を公開しました。
■哲学論叢 = Jahrbuch fur Philosophie das Tetsugaku-Ronso (ISSN: 0914-143X)
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bulletin/tronso
○第34号(2007)の目次
声と言葉
森, 秀樹
ヒュームの「理性に関する懐疑論」について
渡辺, 一弘
マクタガートに対していかに応答するべきか--ダイナミックな時間論を擁護して
佐金, 武
コミットメントに基づく規範性理解の構造--R.ブランダムによる推論主義のプログラムをめぐって
三谷, 尚澄
状況意味論によるパラドクスの分析--真理のパラドクスへの文脈鋭敏性アプローチ
金田, 明子
代数的場の量子論におけるライヘンバッハの共通原因原理
北島, 雄一郎
二次元可能世界意味論の展開(1) : 初期の二次元意味論
小草, 泰
二次元可能世界意味論の展開(2) : チャルマーズとジャクソンの認識的二次元主義
佐金, 武
二次元可能世界意味論の展開(3) : 認識的二次元主義に対する批判的応答
藤川, 直也
意識の表象理論
太田, 紘史
書評 福居純『スピノザ『エチカ』の研究--『エチカ』読解入門』 (知泉書館, 2002, xii+554p.)
浮穴, 智子
書評 J. Petitot, F. J. Varela, B. Pachoud, J. Roy, (eds.): Naturalizing Phenomenology: Issues in Contemporary Phenomenology and Cognitive Science (Stanford University Press, 1999, xxi+640p.)
呉羽, 真
書評 Oaklander, L. Nathan: The Ontology of Time (Prometheus Books, 2004, 366p.)
佐金, 武
書評 中山康雄:『言葉と心』(勁草書房, 2007, xiv+227p.)
三木, 那由他
○京都大学哲学論叢刊行会(文学研究科哲学研究室)
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/phil/Bulltein.htm
[附属図書館電子情報掛]
[ Maintenance ] CiNii, NII-REO, GeNii, Webcat (Mar.10,20,29-31, Apr.1)
On 2009-03-05
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システムメンテナンスのため、CiNii(NII論文情報ナビゲータ)ほか国立情報学研究所(NII)提供のサービスが下記の日程で一時休止します。
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【休止日時】
■2009年3月10日(火)21:00 - 22:00
【休止するサービス】
■CiNii(NII論文情報ナビゲータ)
■NII電子ジャーナルリポジトリ(NII-REO)
■GeNii:NII学術コンテンツ・ポータル
(Webcat Plus、KAKEN、NII-DBR)
■Webcat
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【休止日時】
■2009年3月20日(金)09:00 - 11:00
【休止するサービス】
■CiNii(NII論文情報ナビゲータ)
■NII電子ジャーナルリポジトリ(NII-REO)
■GeNii:NII学術コンテンツ・ポータル
(Webcat Plus、KAKEN、NII-DBR)
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【休止日時】
■2009年3月20日(金) - 3月22日(日)
【休止するサービス】
■Webcat
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【休止日時】
■2009年3月29日(日)09:00 - 4月1日(水)09:00
【休止するサービス】
■CiNii(NII論文情報ナビゲータ)
■NII電子ジャーナルリポジトリ(NII-REO)
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詳しくは、NIIの案内をご覧ください。
http://www.nii.ac.jp/syskan/maintenance.html
○京都大学で利用できる電子ジャーナル
https://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/gakunaiej.html
○京都大学で利用できるデータベース
https://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/gakunaidb.html
[附属図書館電子情報掛]
KIER Lib. Stack closure (Mar.3 - Apr.10)
On 2009-03-04
(2914 reads)
このたび経済研究所図書室はアスベスト除去工事のため、下記の日程で書庫を完全閉鎖することになりましたので、お知らせいたします。
<記>
期間:2009年3月3日(火)〜4月10日(金)
※工事期間は3月10日(火)〜28日(土)ですが、書籍の移動のため3月3日(火)〜4月10日(金)まで書庫を閉鎖します。したがって、この期間は書庫内資料の利用は一切不可となりますのでよろしくお願いします。
なお、閲覧室の利用(新着図書・雑誌の閲覧・貸出、パソコンの検索、電子ジャーナル等)は可能ですのでどうぞご利用ください。返却も受けつけします。
再び、利用者の方々には大変ご不便をおかけしますがご協力の程、よろしくお願いします。
■経済研究所図書室
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/newdb/detail.php?id=26
[経済研究所図書室]
[ Special Interview ] Associate Professor, KOGA Takashi
On 2009-03-03
(6158 reads)
2009年1月、京都大学附属図書館研究開発室の専任教員として、古賀崇准教授が着任されました。
このたび、京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)で古賀先生の論文を公開しましたので、この機会に研究内容等についてインタビューさせていただきました。
○Koga, Takashi. Government Information and Roles of Libraries and Archives: Recent Policy Issues in Japan. Progress in Informatics. No.1, Mar. 2005, p. 47-58.
http://hdl.handle.net/2433/70382
○Koga, Takashi. Innovation beyond Institutions: New Projects and Challenges for Government Information Service Institutions in Japan. World Library and Information Congress: 71st IFLA General Conference and Council. Oslo, Norway, Aug. 14-18, 2005.
http://hdl.handle.net/2433/70380
○Koga, Takashi. Policy Issues regarding Electronic Government and Web Accessibility in Japan. World Library and Information Congress: 72nd IFLA General Conference and Council. Seoul, Korea, Aug. 20-24, 2006.
http://hdl.handle.net/2433/70381
○古賀, 崇. 学術情報流通のグローバル化と政策課題: IFLA(国際図書館連盟)関連会議参加を通じて. 京都大学図書館機構平成20年度第3回講演会「図書館の目指す先に見えるもの−図書館の未来戦略・未来地図−」講演資料(2009年2月23日).
http://hdl.handle.net/2433/70898
【特別インタビュー】
■どのような研究をなさっていらっしゃいますか?
中心的な研究テーマは「政府情報へのアクセス」です。もともと政府の情報公開に関心があったのですが、法律や規則の解釈だけでなく、図書館を通じての政府刊行物の提供や文書管理・記録管理といった具体的な仕組みをどうするか、という点にこそ情報公開改善のカギがあるだろう、という思いで研究を進めてきました。さらに、電子政府の進展とそこでの図書館・文書館・記録管理の役割、という関心からも研究を行っています。 現在では図書館と文書館(アーカイブズ)の双方に足場を置いて研究に取り組んでいますが、特に「情報政策の中での図書館・文書館の位置づけ」というのを意識しています。情報政策というのは「情報の生産・流通・利用の望ましい在り方に関して政府が定める基本的方針と、それを実現するための手段・事業」とまとめられますが、特にさまざまな関係者(ステークホルダー)がもつ利害関心と、その調停・調和の方法を意識する必要があります。大学図書館活動や学術情報の流通・利用についても、こうした政策的視点から取り組むことが必要だと考えています。■KURENAIの取組みをどのように思われますか?
意義としてまず挙げられるのは、京都大学の研究成果を広く発信し社会貢献にも寄与するという点、また多少なりとも信頼性のある情報をネット上に提供するという点です。それから大学図書館の立場から言えば、大学図書館がより主体的に学術情報の流通に関与する、また研究者とよりダイレクトにつながりをもつ、というかたちで大学図書館の存在意義の向上につながるのではないか、と思います。 今後の課題としては、まずリポジトリ上のコンテンツの保存について真剣に考える必要があります。デジタルな情報ということで、ハードウェア・ソフトウェアの更新にどう対処するか、また外部からの侵入や災害にどう備えるか、などの課題に取り組まないといけません。この点については海外の先行事例を参照しつつ、日本なりの、あるいは京大なりの解決法を構築することも求められるでしょう。 また、KURENAIの活用事例(研究成果のアピールや授業への活用など)を図書館としてどう発信するか、学術出版社との関係をどう再構築するか、などの課題もありますが、いずれも「大学図書館が学術情報流通の新しい地平を切り拓く」という点で、わくわくするような課題だと考えます。さらに、KURENAIを軸とした京大の図書館としての試みを、大学図書館界や研究者のコミュニティなどと広く共有できるようにできるといいな、と思っているところです。■今後図書館とどのような活動をなさっていきたいですか?
リポジトリをめぐる課題は上述の通りですが、より広い視点で言うと、大学活動の中で生産される情報・データ等をどう管理し活用・発信するか、という点に取り組む必要があります。この点に関しては、学内でも大学文書館、総合博物館、研究資源アーカイブなどの組織が、それぞれの使命と役割を担って活動しています。図書館としてもこれらの組織とどのような関係をつくり連携していくかが課題になると思いますし、私もこの点に貢献できればと思っています。 また、2月23日の講演(参照: http://hdl.handle.net/2433/70898 )と関連する点ですが、図書館としては「アピールしたい相手を明確にしつつ、的確な発信を行うこと」を心がけないといけない、というのを常々思っているところです。上記の講演では国際的発信という点に重点を置いたのですが、国内にしても、また学内にしても、「相手は図書館のことをどう思っているか、図書館はどう見られたいか」ということを意識する必要があります。これは最初に述べた情報政策やステークホルダーのこととつながる話です。私としてもさまざまな場面で、リポジトリに限らず「図書館の発信力」を高める ための取り組みを行っていきたいと思います。古賀先生、お忙しい中、ありがとうございました。 今後、京大リポジトリ事業では、古賀先生とご一緒にKUERNAIを成長させていく予定です。 [附属図書館電子情報掛]